南海トラフとは、いったい何でしょうか?
南海トラフ(なんかいトラフ)は、四国の南の海底にある水深4,000m級の深い溝(トラフ)のこと。非常に活発で大規模な地震発生帯である。南海トラフ北端部の駿河湾内に位置する右図黄線の部分は駿河トラフとも呼称される。
Wikipedia「南海トラフ」最終更新 2018年9月22日 (土) 02:45 引用
政府の地震調査研究推進本部によると、南海トラフ巨大地震の地震の規模(M8~M9)が発生する確率は、30年以内に、70%~80%であると予想されています。
私たちが住む日本列島の中心を北から南に横切る、糸魚川-静岡構造線があります。
日本列島は、その糸魚川-静岡構造線の東側(東日本)は、北米プレート、西側(西日本)は、ユーラシアプレートに乗っかっています。
その西日本側のユーラシアプレートへ向かって、太平洋側から、沈み込んでいるのが、フィリピン海プレートです。
駿河湾沖の駿河トラフは、沖合で、南海トラフとつながっています。
フィリピン海プレートは、年間数㎝づつ沈み込んでいて、陸地側のプレート境界を年々、引きずり込み、そのひずみが、年々蓄積されていきます。
そのひずみが、耐えきれず限界に達したとき、南海トラフ地震が起こるといわれています。
記録に残る南海トラフ地震の周期は、約100~200年の間隔で、発生しているそうです。
前回起こった、南海トラフ地震は、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)です。なぜか、二年後に続けて発生しています。
最後に起きた、昭和南海地震(1946年)から、現在(2018年11月)まで、72年近く経過していますが、南海トラフ地震の周期は、約100~200年らしいので、いつか起こることは、間違いないにしろ、まだ、ちょっと大丈夫じゃないの?? と、思いましたので、これまでに発生した、過去の南海トラフ地震の周期を調べてみました。
これまでに発生した南海トラフ地震の内、詳しい震度計などの機器観測が出来たのは、昭和に起きた、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)のみで、歴史的資料が存在して、ある程度の震源域を推察できるのは、江戸時代に発生した、安政地震および宝永地震だけだそうです。
これ以前の南海トラフ地震については、詳細な史料も乏しく、震源域についても、諸説あるらしいです。
684年 白鳳地震
203年後
887年 仁和地震
209年後
1096/1099年 永長・康和地震
265年後
1361年 正平(康安)地震
137年後
1498年 明応地震
107年
1605年 慶長地震
102年後
1707年 宝永地震
147年後
90年後(92年後)
??年後 (72年経過 2018年11月現在)
1946年の昭和南海地震から現在(2018年)より、72年経過していますが、この南海トラフ地震以外にも、日本各地で、古代より、数々の巨大地震が発生しています。
日本災害史上最悪と言われる、1923年(大正12年)9月1日に発生した、大正関東地震(関東大震災) M 7,9~8,3 (死者・行方不明者 10万5,385人)から、95年経過していますが、こちらの方も心配です。
地震大国日本に、生活している以上、いつどこで、巨大地震に遭遇するか分かりません。
一日一日を大切にして、危機意識を常に持ちながら、日頃より、水や食料の備蓄など、しっかりと地震防災対策を怠らず、もしもの時に備えましょう。
ウィキペディア(Wikipedia)南海トラフ巨大地震 最終更新 2018年9月19日 (水) 14:54 参照しました。