何か、作業したりする時に、よく軍手(ぐんて)を使いますが、普段、何も意識せずに、「軍手」と呼んでいますが、なぜ軍手と呼ばれているのかと、不思議に思ったので、調べてみました。
「軍手」は「軍用手袋」の略。日本軍兵士が用いたことに由来している。
軍手の起源は江戸時代末期の弘化・安政1860年頃の近代武装訓練の時に鉄砲を素手でさわって錆びないように兵士に手袋をさせたことが始まりとされ、長州藩の下級武士が鉄砲隊のため内職で手袋を縫ったと言われている。1867年、徳川幕府が軍隊を創設、これにより手袋の需要が大幅に増大した。
明治に入り大日本帝国陸海軍軍が創設され、一層軍隊での需要が高まっていった。この頃から軍手と呼ばれるようになったとされる。
Wikipedia「軍手」最終更新 2017年1月21日 (土) 12:19 から引用
なるほど、軍用手袋の略だったんですね・・。
日常、何気なく使っている言葉も、調べてみると、意外な発見があるものですね。
というわけで・・、今回は、「軍手」のお話です。
私も、黄色い滑り止め付きの軍手を、まとめ買いして、日頃、よく使っています。
草取りや、庭木の剪定、ゴミの分別などなど、日常のいろいろなシーンで、大活躍しています。
そんな安くて、便利な軍手ですが、ナイフなどでも、切れにくい丈夫な軍手が、あるのを、ご存じでしょうか?
耐切創手袋(防刃手袋)と、呼ばれるものです。
普通、軍手は、伸縮性に富んだメリヤス製ですが、この耐切創手袋は、ツヌーガ(R)と呼ばれる高強力ポリエチレン繊維に、グラスファイバーを加えて作られています。
軽くて、薄手でありながら通気性もあり、カットレベル5の強度があります。
カットレベル5というのは、「ミドリ安全」さんの、この動画を見ればよく分かります。
Midori Anzen(ミドリ安全)さんが、2014/07/09 に公開
こちらは、別のメーカー製品ですが、同様のカットレベル5の防刃手袋です。
☆ DIY道楽 テツさんの動画です( 感謝 ! )
DIY道楽 テツ《のまさんちは4人家族》さんが、2016/11/14 に公開
普通の安物の軍手などは、糸くずが出たり、毛羽だったりすることもありますが、この耐切創手袋は、長繊維を使用しているために低発塵で、軍手から出るほこりや毛羽立ちが、抑えられています。
動画の、DIY道楽 テツさんのものは、すべり止めが無く残念がっていましたが、こちらのは、手のひら部分が、ウレタンコーティングされ、ニトリルコート( 発砲タイプ ) のすべり止めが施されていて、すべりにくく、耐摩耗性もあります。
裾(すそ)部分には、裾糸がほつれにくいように、オーバーロック加工を施していて丈夫です。
私も、たまに、カッターで、何か削ったりするときに、油断して、指を切ってしまうことがありますが、そんな刃物を使ったり、ガラスなど危険物を取り扱ったりする時に使用すると、不注意による怪我を、未然に防いでくれるので、安心感があります。
とはいえ、動画の中でも、DIY道楽 テツさんも、話していましたが、メーカーの使用上の注意にも、次のように書いてあります。
切れにくい手袋であり、決して、切れない手袋"ではありません。
必ず使用前に安全をご確認下さい。
何事も、過信は禁物です。安心だからといって、油断することなく、慎重に使用して下さい。